症状

50代 男性
首の痛みと肩から腕のしびれを訴え来院。
2ヶ月ほど前に強い首・肩こりを感じた。数日後にはなにかの拍子に肩から腕に鈍痛と重さを感じるようになった。じっとしている時などにその傾向が強く、心配になり整形外科を受診。レントゲンやMRIでは異常が見当たらなかったが首の骨が真っ直ぐ(ストレートネック)になっている事に起因するのではと言われた。症状は悪化はしていないが、横ばいのままで在宅ワーク時には特に悪化するように感じる。

分析

頭部を後ろに倒すと首に痛みがあり、肩の方まで痛みが拡がった。
神経学的な問題は見られなかったが、頸部の筋群は強く緊張し、強い圧痛を感じる箇所が複数あった。姿勢的にはそれほど問題なかったが、在宅ワーク時にはデスクの高さが合わずに少し下を覗き込むような姿勢になっていた。

施術

頸部の筋群や肩から前腕の痛みに関連する関節の機能異常にアプローチ。初回の施術後には可動域が3割程度回復し、頚部の痛みは軽減したものの肩から腕の痛みはほぼ変化がなかった。5回目の施術後には可動域が8割程度まで改善し、痛みの程度も7割ほど軽減した。10回目の施術後には頸部、肩、腕に痛みを感じることはほぼなくなっていた。

今回に類似したケースが最近多いように思います。
主な理由としては
・在宅ワークでの環境が悪く首肩に普段とは異なる負荷がかかっていること
・通勤がなくなったことによる運動不足
・睡眠時間の増加と伴って寝具との相性
などが多いように見受けられます。
一旦ここまで症状が悪化してしまうとなかなか大変なので、早めにご相談ください。