症状
65歳 男性
3週間前から右の臀部が痛み始めた。
きっかけは特に分からない。
階段を登るときや靴下を履くときに痛みがある。
分析
姿勢検査では骨盤の右への動揺性が強かった。
右でん部の触診で過緊張がみられたが、痛みはなかった。
右内転筋の緊張もみられた。
開脚で痛みが再現された。
骨盤の右の動揺性が強く、左の股関節周りの筋肉の緊張を起こしていた。
それらの筋肉の筋膜リリースに加え、緩和を行った。
その時点で靴下を履く動作での痛みは8割消失した。
次に内転筋へのアプローチも行い、開脚時の痛みも8割消失した。
腰椎と胸椎のバランス、骨盤と股関節のバランスを整えることで更に痛みが緩和。
その後、3回の施術で問題はなくなりました。
今回の症状の原因は特に断定できなかったが、状態を整えることで問題は解決しました。
しかし、今後も注意しておかなければいけないと伝えました。
なぜなら、股関節の症状は、関節唇など構造自体に問題がある場合でも、軽度であれば施術で楽になります。
症状を繰り返すようであれば、右股関節のレントゲン、MRIの検査でチェックすることが望ましいです。