みなさんは一日に何時間座っていますか??

朝の食事、通勤、仕事中など一日の半分以上は座っているのではないでしょうか??

今回の話題は「椎間板ヘルニア」についてです。

椎間板とは?ヘルニアとは?いったいどんな人が椎間板ヘルニアになるのか?をご紹介します。

椎間板とは背骨の骨と骨の間にある特殊な軟骨物質で、ほとんどが水分で構成されています。

ヘルニアとはラテン語で「脱出するとか、飛び出す」という意味があります。

椎間板ヘルニアとは、椎間板が飛び出してしまっている状態を表した病態なのです。

椎間板があることで、背骨での衝撃を吸収し、骨と骨の間で柔らかく動くととで、背骨を動かすことができます。

とても負荷についよく、何百キロの負荷にも耐えることができ、尚且スムーズに動かすことができる、とても優秀な組織なのです。

しかし、そんな椎間板にも苦手な動きや負荷があります。

それが下記の3つの要素です。

⓵長時間にわたり同じ状態で負荷がかかること
⓶何回も捻転が加わること
⓷微細な振動を受け続けること

上記3つの負荷と動きには弱い構造になっているのです。

これらの負荷と動きを続けていると、椎間板が飛び出してしまうリスクが高まり、椎間板ヘルニアになってしまうのです。

上記の3つを皆さんの普段の行動に当てはめて考えてみましょう。

⓵長時間にわたり同じ状態で負荷がかかること
A 毎日の通勤、仕事でのPC作業が長時間にわたる

⓶何回も捻転が加わること
A 家庭でのテレビの位置、仕事場でのPCの位置により、体を捻ってしまう

⓷微細な振動を受け続けること
A 通勤での電車、出張での新幹線や飛行機で微細な振動負荷が加わる

少なからず、どれかに当てはまる方が多いのではないでしょうか?

これから下に紹介する画像は、姿勢による椎間板への負荷を示したものです。
立っている状態が100とすると、ほかの姿勢はどれだけの負荷がかかっているのかが表されています。

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座っていることが椎間板へリスクを高めることが分かっていただけると思います。

このブログを読んだことがいい機会だと思って、今日から座っている姿勢に気を配ってみてください。

・どうやって座っていいかわからない
・うまく座れない
・いい姿勢にすると疲れる
・いい姿勢にすると腰が痛い

そんな人は、関節の硬さと筋肉の働きが悪い方です。

まずはご相談ください。
座り方もレクチャーいたします。

院長 近藤信男