症状
50代 女性
長年の肩こりを訴えて来院。
症状は慢性的で小学生の時には肩こりのケアを受けていた記憶がある。
頭痛もあるが、週に一回程度痛みを感じ、普段は重い気がする程度。
仕事量によって悪化するかどうかも良くわからない。
頭痛は週末に多い気がする。
分析
首は顕著な可動域減少はない。
筋肉には硬さが見られるものの押して痛いという感覚が薄い。
頸部や肩付近の筋肉に小さなしこりが複数あり、押すと痛みが拡がる感覚があった。
慢性化した筋肉のトリガーポイント(しこり)を取り除くようにアプローチ。
初回の施術後から7回目の施術後には自覚的に楽になった感覚があり、3ヶ月後には頭痛がなくなり、頭の重さも軽くなった自覚があった。最近では肩こりを忘れている日がある。
以前書いたケースを見て来院されたケースです。以前のコメントでも触れましたが、長期間・慢性的な肩こりがあると自覚的な誘発因子が不明瞭なケースが多々あります。
また、あまりにも長期的で慢性的な肩こりになると、「肩こりが無い」という状態が解らず、自覚的に楽になった感覚が薄くなっていくケースもあります。
今回は肩こりと頭痛に関しては毎日点数をつけてもらう様にしました。ともあれ、前回も書きましたがケース・バイ・ケースとはいえ、違った視点という意味で少しでもお役に立てればと強く思います。