<症状>

30代 女性 デスクワーカー
1ヶ月前に旅行に行き、長時間歩いた後から左足の裏がしびれ始めた。
特に親指に近い付近に感じる。
歩くと更に強くなるが、普段は出たり出なかったり。

<分析>

姿勢検査では、骨盤が右上がり、右肩下がり。
右短下肢で右股関節の外への動揺性が強く、左股関節のつまり感があった。
足関節(距骨、踵骨)の動きが悪かった。
仙腸関節、胸椎の動きの悪さもあった。
筋肉は腰方形筋、右腸腰筋、左殿筋群、左ハムストリング、左後脛骨筋の過緊張があった。
ベースラインの神経学検査で異常はみられなかった。
整形学的検査では、特に坐骨神経痛、ヘルニアの検査を実施したが、
異常なし。
末梢神経の検査として、チネル兆候で陽性。

<施術>

施術は過緊張した筋肉を緩め、動きの悪い関節を矯正した。
特に後脛骨筋の緩和を行った。
自宅で後脛骨神経のトレーニング、つま先立ち、マッサージをやってもらうよう指導した。
5回目終了時に、普段のしびれはなくなり、長時間歩いたときに若干感じる程度になり、現在も継続施術中。

<考察>

今回の症状は、末梢神経の問題で起きたと思われます。
原因は後脛骨筋の機能低下からくるものと思われました。
しびれの範囲と出かた、筋肉の問題、神経学検査の結果から、後脛骨神経障害の症状と判断し施術をしました。

末梢神経障害の方が来院することはありますが、ヘルニアや坐骨神経痛の方に比べて、かなり少ないです。

しびれは、神経の問題、血流の問題と多岐にわたりますが、日頃からあらゆる可能性を考慮して、施術にあたらなければいけないと感じさせてくれた症例でした。