症状

30代 女性 デスクワーカー

3日前に首を痛めた。
家のソファーで座りながら眠ってしまい、
起きて首を上げた瞬間、首の後ろに痛みが走った。

すぐに動けずゆっくりと顔を起こしたが、
まっすぐにするのが痛く、少し前に曲げているのが楽であった。

今はまっすぐにはできるが、上を向いたり、反らすことができない。
走ったり、振動でも痛みがある。

分析

姿勢は首が前に出ている。
右肩がさがり、右骨盤が上がっていた。
可動域は伸展、右側屈、右回旋で動きの制限と痛みがあった。
筋肉を触ると、左胸鎖乳突、小胸筋、肩甲下筋にも過緊張がみられた。
上部頸椎、上部胸椎、右仙腸関節にフィクセーションがあった。
神経学的な問題はなかった。

施術

脊柱起立筋全体に緩和操作を行い、リラックスさせてから行いました。
まずは、過緊張を起こしている筋肉を丁寧に繰り返し緩和操作とストレッチ。
その後、脊柱の関節矯正を行い、再度筋肉をチェックし緩和操作。
施術後は若干の動きと痛みの改善がみられた。
その後、3回の施術でほぼ改善した。
姿勢改善のため、継続施術中。

考察

今回の症状は、胸鎖乳突筋の過緊張が一番影響していると判断し、
施術を進めていきました。
ソファーで座りながら眠った姿勢が悪く、丸まった姿勢で左下を向き、
かなり左の胸鎖乳突筋を縮めた状態、首の伸展筋群を伸ばした状態を続け、
そこから急に首を上げたので、その際に痛めたものと思われます。
筋肉の反応で良く起こることですので、家では極力横になるなど、
首を下に垂らした状態を長時間続けないように気を付けてください。