症状
40代女性 主婦
4歳の子供を抱いて腰に痛みを発症。
起床時が一番痛みが強く、動いているうちに少し楽になる。
ズボン、靴下を履く動作は痛い。
1週間たつが変化がないので来院された。
分析
姿勢は若干前かがみの状態であった。
骨盤が左に流れていた。
腰方形筋、起立筋、腸腰筋、殿筋群に緊張がみられた。
右仙腸関節AS変位
腰椎5番LP変位
施術
初めに過緊張している筋肉を緩和し、右仙腸関節と腰椎5番に対して矯正をおこなった。
施術後はズボン、靴下を履く動作ができるようになった。
その後、3回の施術を行い徐々に楽になっているが、起床時の痛みは取れなかった。
再度チェックし、仙腸関節にかかわる仙結節靭帯にアプローチ。
施術後に症状は改善し、以後2回の施術でメンテナンスへ移行。
考察
今回の症状は骨盤の後傾がひどくなり、結果的に仙骨の前方への変位があったものと思われます。
この問題は仙結節靭帯が悪さをしていました。
普段の姿勢でストレスをかけていたものが、子供を長時間抱っこした姿勢で悪化したものと思われます。
症状の改善がスムーズではない時に、再チェックをする重要性を感じた症例でした。