症状
40代 男性
腰痛を訴えて来院。
常に重さを感じるが、デスクワークが長引くと特に悪化する。動作痛はあまりないが、寝起き、長時間座ったあとの動き出しで軽い痛みを感じる。
在宅ワークが長く続いたため、運動不足を感じている。
今は通勤しているが、長時間立っていると重さが増す気がする。
分析
検査時、腰部の伸展(反らす動作)でやや痛みがあり、可動域が低下していた。
また、臀部の筋肉は両側とも緊張が見られ、圧痛があった。
施術
運動機能が低下している筋、関節にアプローチ。また、緊張が強い臀部の筋肉を緩和し、全体的な筋の賦活化を図った。初回の施術後に可動域の問題はなくなり、2回目の施術前の話では自覚的に重さ、痛みは8割方消失していた。
在宅ワークに関係すると思われる不調が増えています。
今回のケースは在宅時の座り方(床にあぐら)、デスク環境(ローテーブルにノートPC)に問題がありました。また、オフィスに通勤しているときと比較して、
・動かない時間が長い
・姿勢が悪い
・運動不足
といった要素が悪化の原因になっていました。
今の所、再発は見られませんが、今後も在宅勤務があるとのことなので、改めて環境を整備していく必要があります。