症状
57歳 女性
右脛の外側の痛みを訴えて来院。
昨年末に右ひざのの痛みを発症し、整形外科を受診。
変形性膝関節症と診断を受け治療開始したが、右脛の外側がだんだんと痛くなってきた。
筋肉が傷ついたということで電気治療開始。
今年の4月で落ち着いたが、5月末(一昨日)に物を持った時に右脛に痛み再発。
分析
体重を乗せても痛みはなく、上体を屈曲させると痛みが再現。
座る姿勢や微妙な脚の角度でも再現される。
ヒラメ筋、腓腹筋、腓骨筋、後脛骨筋を触診し、後脛骨筋に圧痛。
筋肉の多動、自動ともに痛みはない。
筋力検査での痛みは再発されない。
腰部検査にてSLRにて痛み再現。
触診にて痛みが再現されることあり。
下腿の筋肉には問題がないと判断したが、念のため右脛外側をグラストンで施術。
その後、動きがよくなり痛みは軽減。
腰部は坐骨神経痛を疑い施術。
痛みが再現される動作が多く、施術も制限された。
今回は症状の原因を確定させるため、提携している日本橋整形外科を紹介し、腰部を調べてもらうよう紹介状を渡した。
検査の結果、「腰部脊柱管狭窄症」いう報告がきました。
ご本人は肉離れと思っていたそうですが、痛みは腰からのものでした。
こういった判断をしなくてはいけないのも、カイロプラクターの仕事です。
患者さんの状態を正確に把握するために医療機関の受診をすすめ、
適格な施術が行えるようにする。
当院では、患者さんにとってより最適な方法を提案できるよう努めています。