症状

30代 男性
背中に重さと苦しさを感じる。
朝の起床時や、仕事中など安静にしていても特に肩甲骨と肩甲骨の間に重さを感じ、時間が立つとやや息苦しいような気がする。
2ヶ月くらい前から症状が出始め、運動直後などは少し楽になるがまたもとに戻る。最近は重苦しい感じには慣れてきたきがするが、慢性的に疲労感があり、睡眠が浅い気がする。
病院を受診し、検査を受けたが内科的疾患、整形外科的な問題は見当たらなかった。

分析

肩甲間部の筋群には圧痛があり、肩甲骨、胸椎は可動域が減少している。
また、呼吸が浅く、深く呼吸すると背中に苦しさを感じる。

施術

関節の運動学的な問題、特に胸椎を中心にアプローチしつつ、関連する筋肉の問題をカバーした。初回の施術直後に深く呼吸しても苦しさがなくなったが、肩甲間部の筋群にはまだ圧痛があった。初回の施術後から深く睡眠が取れている自覚が出始めたがあまり安定しなかっった。3回目の施術後には睡眠が安定し、背中の苦しさはほぼ消失し、疲労感も軽減していた。5回目の施術後には疲労感はほぼ消失し、朝がスッキリ起きられる自覚があった。

環境変化に拠るものか運動不足からかは解りませんが、在宅ワークで運動不足になる人も多く、睡眠が不安定になっているケースも多いように感じます。以前から一定数「背中が苦しい」が悪化して「呼吸が浅くなる」ケースはありますが、睡眠が浅くなる、疲労感が抜けないといった症状に繋がりやすい様に思います。
適度なエクササイズや湯船に浸かるなど日々のケアで緩和できる部分もありますが、今回のように徐々に悪化していくケースだと苦しさのスタートが判然とせず、悪化した時には日々のケアだけでは追いつきません。