症状
46歳 男性
左肩の痛みを訴えて来院。
ゴルフをしている。
最近、打ち方を変えて左わきが開かないように意識していた。
徐々に痛みが強くなり、それでもラウンドしていたが、今では痛みでできない。
分析
左肩の屈曲、外転時に肩の前方、後方、上方にそれぞれ痛みがある。
動きによっては引っかかるような痛み、鋭い痛み、抜けるような感覚と、
微妙な痛みの変化がある。
左の肩関節の内旋が強く、詰まった感じになっていた。
肩甲下筋、棘下筋、上腕三頭筋、小胸筋などの緊張が強かった。
まずは、過緊張している筋肉に対してアプローチ、
特に前後バランスをとるように行った。
加えて肩の内旋へアプローチし、肩甲骨も含めた肩甲帯の動きを改善するよう行った。
痛みはかなり改善したが、引っかかり感、抜ける感じがあり、そこでチェックしインピンジメント、
関節唇の問題を疑い提携病院を紹介。
その結果、腱板炎症、インピンジメント、前方関節唇損傷という診断結果がでました。
ますはステロイド注射で炎症を抑えてもらいました。
しばらくは、肩甲帯が開かないので、その動きを改善させることに注力する。
今回の場合は器質的な問題がありました。
痛みが起こった原因は、
肩が内に巻いた状態でスイングをしていたことによります。
スイングショルダーの状態です。
スイングショルダーは、ひどくなると関節唇の問題が出ることがあります。
繰り返す痛み、抜ける痛みなどあった場合は、器質的な問題を考えてみてください。