30代 男性

症状 

3週間前、肩こりを感じるようになり、2周間前から左の首肩に痛みが出現した。 

病院を受診し、ストレートネックと言われ、痛み止めを処方された。 

服用して痛みは和らぐが、症状は改善していかない。 

しびれはないが、頭痛を伴うことがある。 

分析 

頚を左に倒す動きをすると、少し痛みが出る。 

その状態から圧迫を加えると、痛みが増悪する。 

他の方向へ動かしても圧迫を加えても痛みは出ない。 

頚椎に押圧を加えると、左側に強い圧痛がある。 

筋力検査では右に比べて左肩関節を動かす筋肉が弱化している。 

座っている姿勢は骨盤の後傾が目立つ。 

施術 

頚・肩周囲の筋肉を緩めていき、頚椎を矯正した。 

骨盤の後傾、ストレートネックの影響で胸椎の可動域が狭いため、 

頚に痛みが出ないことを確認しながら、矯正した。 

考察 

今回の症例は、頚椎の椎間関節に負荷が加わったために出現したものと考えられます。 

椎間関節は脊柱の運動に関わります。不規則に加わった負荷は、動きに制限がかかり、 

動かしにくさ、重さ、痛みなどが現れます。 

翌週の来院時に、初回で確認された、動作時痛、圧迫を加えたときの痛みは消失していた。 

痛みが消えても、クセを改善していかないと再発の可能性は大いにあります。