症状

16歳 男性
足首の痛みと違和感を訴え来院。
2年前に足首の捻挫をしてから繰り返し捻挫をしている。初めての捻挫の時は整形外科を受診し、リハビリも行った。
今では、バスケットの練習中に月に数回は足首を捻ってしまう。
また、深く曲げる動作や練習時間が長くなると足首に痛みを感じる。

 

分析

検査時、足首の安定性は著しく低下し、片足で立ちバランスを維持することが困難な状況にあった。また、足首を曲げる動き(しゃがむ動き)で痛みと可動域の低下が見られた。ともなって、前脛骨筋や後脛骨筋などに緊張が見られ、筋機能に問題が見られた。

施術

 

足首の安定性を取り戻すようにアプローチ。関わる筋群や関節機能を評価し、ケアを行った。また、庇っている事によって起こる、足底アーチや足首の支持組織への負担も評価し、テーピングを行った。初回の施術後にはしゃがむ動きでは痛みはなくなり、可動域も八割程度回復した。加えて、再発を防ぐためのリハビリとして不足しているトレーニングを処方した。初回の施術から半年以上たったが、足首のを捻ることもなくなり、捻挫の再発もおきていない。

今回の症状は足首の捻挫です。
バスケットだけにかかわらず、サッカーなどでも再発率の高い症状ではありますが、如何にリハビリをし、再発を防ぐかが重要です。適切な休養を行い痛みがなくなったからといって直ぐに練習しても良いとは限らず、選手の将来や今後に向けてリハビリや他のトレーニングを行うことが重要です。