日本においてマッサージや整体、カイロプラクティックなどの治療院が、コンビニエンスストアの数を超えたそうです。
ここ日本橋でも多くの店舗が存在します。
カイロプラクティックは、西洋医学、鍼灸と並び、WHO(世界保健機構)が認めるヘルスケアに認定されています。
日本では国家資格がないということで、整体やリラクゼーションなどと同じように扱われているのが現実です。
さらに、国家資格がないということで、施術者の短期教育が行われています。
ひどいところだと3週間勉強してから海外に解剖実習に行き、そこで認定をもらったようにしている団体もあります。
長いところでも2年間で数千時間の教育を行っていると言っているところもありますが、フルタイムではないですし、現場実習などの時間も入れているので実際はそんなに時間数が多くはないのが現実です。
また、マッサージは国家資格があるのは言うまでもありません。しかし、ちまたにあふれているほとんどは、短期に学んだ施術者が行っているもので、本当のマッサージではなくリラクゼーション系と言われるものがほとんどです。
〇〇協会認定、厚生労働省認定などの表記は、正規のカイロプラクティックを示すものではありません。
このようにカイロプラクティックの全体の9割以上といっていい数は、短期教育での施術者が行っている治療院なのです。
カイロプラクティックの正規教育は、4年間のフルプログラムで4200時間以上の教育、または、それと同等のWFC(世界カイロプラクティック連合)が認めた教育と定められています。
それを満たしたカイロプラクターは、2015年2月の時点では国内に900名程度しかいなのです。
カイロプラクティックを受けるのであれば、是非ともこの基準をみたしたカイロプラクターに受けてください。(名簿は最後にリンクしておきます)
こういった状況を見かねた国が動き出し、各業界に自主規制の強化を働きかけ始めました。
昨年は国民生活センターより日本の代表団体である日本カイロプラクターズ協会に連絡がありました。
この会は正規の教育を受けたカイロプラクターしか所属することができません。
この要請に答え、教育安全プログラムを開始し、正規のカイロプラクターを要請することを始めました。
そして、正規のカイロプラクターは、日本カイロプラクティック登録機構に登録され、ここに登録しているカイロプラクターが正規のカイロプラクターだという流れを作りました。
昨年、この名簿が厚生労働省に提出され受理されました。
ヘルスケアを行う業界としては、どの施術者に受けてもらえばいいのかということを分かってもらうことは、国民への責任としてまずは最低限行うことではないでしょうか。
それが今回、国も含めた大きな流れに乗り実現することができたことは、施術者と患者さんの双方にとって大きなことだと思います。
安心で安全なカイロプラクテイックを受けるのであれば、まずは正規のカイロプラクターが施術を行うのかということを確認してください。
下記の名簿でお近くのカイロプラクターをお探しください。
ANNEXでは全員が登録されている正規のカイロプラクターですので、安心してご相談ください。
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