症状

2年前から腰痛がある。

特に朝が痛くて、起きるまでに時間がかかる。

また、同じ姿勢をしていて、次に動き出す時も痛みがある。

股関節の外側、前側、お尻、腰に痛みがある。

仕事はスタイリストをしているので、重い荷物を持つことと、時間が不規則で疲れがたまりやすい。

普段から姿勢が悪いので、それも原因ではないかと自分では思っている。

分析

姿勢検査では、反り腰で猫背で腰に負担がかかりやすい姿勢をしていた。

可動域検査では、腰部の屈曲、側屈、回旋、伸展とすべての動きで痛みを誘発していた。

触診では殿筋の過緊張がと大腰筋、腸骨筋の過緊張が顕著に確認できた。

大腰筋、股関節外転筋の筋力に問題をきたしていた。

股関節、仙腸関節、腰椎、胸椎での動きのアンバランスが認められた。

神経学的、整形学的検査での顕著な陽性反応は認められなかった。

施術

この姿勢と筋緊張タイプの方は、うつ伏せになり、いきなり腰筋を刺激すると、腰痛が再発するリスクがあるので、

殿筋、大腰筋、背部の起立筋を交互に徐々に緩めることから始めた。

これだけでも痛みがかなり軽減したので、次に脊椎の矯正を行い。

最後に殿筋、大腿直筋、腸腰筋のストレッチと筋膜リリースを行った。

施術後は痛みがほぼ消失したが、根本的な姿勢や歩き方の改善が必要とのことで指導。

歩行を修正しウォーキングを始め、3回の施術でほぼ消失している。

今後は姿勢改善と予防を目的に継続施術中。

今回の腰痛の一番の原因は、姿勢の悪さと歩行の悪さで、それが原因で股関節周りの筋肉が硬くなり、アンバランスになることで腰筋や股関節筋群に負担をかけたものと思われます。

大腰筋、殿筋の拮抗バランスは腰筋にとって、とても重要な要素になりますので、普段からストレッチや姿勢、股関節を元気にする歩き方を実践し、予防することが大切です。