症状

急性の腰痛症(ぎっくり腰)を訴え来院。
妊娠5ヶ月に入り、座ったままの状態で、片付け物をしていた所、立ち上がる際に腰に痛みが走った。徐々に痛みが拡がりはじめ、痛みの強度も増している。前に身体を倒すことが出来ず、歩くときに足を前に踏み出すと痛みがある。産科を受診したところ、安静にと言われた。

分析

検査時、腸腰筋の緊張、殿筋に強い緊張が見られた。
また、股関節の屈曲(脚を挙げる動作)で痛みがあり、歩行時は前に踏み出した足が着地し、体重がかかった所で骨盤(仙腸関節部分)に痛みがあった。
妊娠5ヶ月目なので、お腹はそれ程大きくなっていないものの、やや反り腰の傾向が見られた。

施術

緊張している筋肉を緩め、股関節を含む骨盤、腰部の機能的な問題を取り除くようにアプローチ。
特に、荷重時に痛む股関節は細かく評価し、アプローチした。
初回の施術後には歩行時に体重負荷がかっても痛みはなくなっており、前屈みでも痛みはなくなっていた。

 

妊娠中のぎっくり腰は意外と多い症状です。
赤ちゃんが大きくなるにつれて、お腹が前にせり出す=腰が反り易くなります。目まぐるしい姿勢の変化に身体が耐えられない、若しくは習慣や体調の変化によって腰に負担がかかってしまいます。
また、以前に椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の経験がある妊婦さんが妊娠中に再発することもあります。
こうした場合に、どこに行って良いのか解らないといった声をよく聞きますが、カイロプラクティックでは妊娠中でも出来る施術はあります。
まずはご相談下さい。