症状
43歳女性
慢性的な腰痛を訴え来院。
普段はデスクワークをしていて午後になると腰に重い痛みを感じる。
20代後半からずっと同じ痛みを感じていて、一時的に良くなることもあるが、また同じ症状がぶり返す。
普段から定期的にエクササイズを行っているが、腰痛に変化はない。
分析
腰部の可動域には問題が無かったが反らしたときに鈍い痛みがあった。
お尻の筋肉、腰の筋肉には緊張と圧痛がみられた。
立位、座位両方で腹筋があまり機能しておらず、背中が丸まっていた。
機能的に問題のある筋群、運動学的に問題のある関節にアプローチ。
特に、腰部を支えるお尻の筋肉、腹筋の機能を調整した。
初回の施術後には腹筋の機能は7割程度改善し、腰痛も5割程度に減少した。
4回目の施術までに腰部の安定性を高めるエクササイズを行いつつ、普段感じている腰痛はほぼなくなった。
機能を保つためのエクササイズと、強化のためのトレーニングを継続中。
女性の慢性的な腰痛の中でも、腰部の関節や筋肉の運動学的機能低下に起因する今回のようなケースは割とスムーズに良くなる傾向にあります。
特徴的なのは、さほど強くない鈍痛、長期に渡って痛みが変わらい(良くも増悪もしない)、一日の中でも痛みのない時間がある・・・といった事なのですが、分類するような名前もありません。
ともあれ、同じような症状を抱えている女性は割と多く、痛みが強くないため放置されているケースも多く見受けられます。思い当たる方は一度ご相談ください。