症状
16歳 女性
バスケットボール選手。プレー中、プレー後の膝の痛みを訴え来院。
1年前から膝が痛み始めた。整形外科を受診し膝蓋腱炎と診断された。
痛み止めと休息、痛みが収まると練習再開を繰り返してきたが、最近は痛みが引かない。
練習後は歩行時にも痛みがある。
分析
検査時、膝の痛みのため膝を曲げる、屈伸が出来なかった。
膝蓋腱(膝のお皿の下)には強い圧痛があり、触れるだけでも痛みを感じる。
痛みのため膝を曲げることができず、極度の後重心になり、前腿に強い緊張があった。
オスグッドのケースと同様に、患部への負担を軽減するため、周囲の筋、関節機能を調整する様にアプローチを行った。特に彼女の場合は重心の位置がかなり後ろになっており、段階的に重心を調整する必要があった。また、テーピングでサポートを行い、患部への負担を軽減した。初回の施術後には膝を曲げた時の痛みは6割程度軽減し、1ヶ月後にはスケジュール通りの練習を行いつつ、痛みはコントロール下にある。
今回の症状も膝の痛みです。
痛みをコントロールすることも重要ですが、予防的にもリハビリやトレーニングが重要になります。今回のケースは、選手の将来や今後を考えて重心や身体のコントロールを覚えて貰う必要がありました。如何にコントロールし、積み重ねていくかが重要です。