今回は「椎間板ヘルニア」について、ご説明します。

みなさん、「椎間板へルニア」という障害を知っていますか?

椎間板は背骨の骨と骨の間にある物質です。
水分が豊富で柔軟性があり、
骨の間で衝撃を吸収する働きをしています。

この椎間板が飛び出してしまい、
神経を圧迫してしまう障害を
椎間板ヘルニアと言います。

椎間板は突然の衝撃に強いのですが、
持続した圧には弱いという性質があります。
他にもねじられた状態や
細かい振動にも弱いという性質があります。

普段の生活の中で、椎間板に負担がかかる状態を考えてみると
以下のような状態の時と言えます。

1 デスクワーカーで長時間のPC作業
2 PCの画面が右にあり、上体をねじりながら作業
3 通勤で座ってい時間が長い
4 出張が多く新幹線、飛行機に乗る機会が多い

どれかは当てはまるのではないでしょうか?
下記は椎間板にかかる負担を数値化したものです。

PC作業が腰に悪いことが分かると思います。

これを機に、仕事中の姿勢、通勤中の姿勢、
出張での移動の際の姿勢を見直してみて下さい。

また、今は在宅勤務が多く、自宅の椅子も悪く、机とのバランスが良くない方が多いです。
もっと悪いのは、床やソファーで作業している方です。
上の表よりも多くの負荷が椎間板にかかります。

筋肉の疲労で腰が重い程度で済んでいるのであれば、
早急に意識して下さい。
椅子や机を変える事も検討してもいいと思います。
重要なのは早目の対処がです。

ご不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

院長 近藤信男