症状
40代男性 2か月前より右肩甲骨の間の痛みが発症した。
徐々に右腕にしびれと痛みが出始め、強くなっている。
首を後ろに反らすのと、右を向くことで痛みが増す。
最近では座っているだけでも痛い。
寝るのも痛くて、体勢がなかなか決まらない。
今回の症状に関して、思い当たる原因はない。
分析
姿勢では首が左に倒れ、少し前に倒している感じで、
猫背がひどい。
首の可動域では、右回旋、伸展にて痛みが誘発する。
整形学的検査はでは、胸郭出口症候群の検査で異常はみられなかった。
股関節屈曲、骨盤後傾、腰椎後弯ぎみで、動きの制限がある。
上体は右回旋しにくい。
神経学検査では、右C5、C6領域で若干の感覚異常がみられた。
頸椎1番、胸椎1番、胸腰部、右仙腸関節にサブラクセーションがあった。
左板状筋、胸鎖乳突筋、右小胸筋、左腰方形筋、大腰筋に過緊張がみられた。
施術
検査の結果から、頸椎での神経圧迫を疑い施術を開始。
過緊張を起こしている筋肉から緩め、動きの悪い骨盤、股関節、胸椎
にモビリゼーションを加えた。
特に首と胸椎のバランスを整えるよう施術し、マッケンジー療法も行った。
その後、サブラクセーションに対してアジャストを行った。
寝方、座り方などの姿勢を指導し、一回目の施術を終了。
施術後の症状は3割減となった。
計8回の施術で痛みは改善した。
今回の症状で考えられるのは、頸椎での神経圧迫でした。
カイロプラクティックでやれることは、
①全体の姿勢を変えることで患部の負担を軽減する。
②各関節の動きを改善させることで、動きの連動がよくなり患部の負担が軽減する。
③患部自体の筋、関節の問題にアプローチし、負担を軽減する。
このアプローチで、今回は改善することができました。
当院では整形外科とも連携し、安全な施術を提供しています。
どうぞご安心して、ご相談ください。