<症状> 

40代 女性 

2年ほど前から右首に引っかかる感じと、たまに右背中、肩、鎖骨、腕にしびれを感じる。

症状ついては波があるが、右に強く向くと必ず感じる。

夜寝るときや、座っているときなど、急にしびれを感じる時もある。 

<分析> 

姿勢検査では、左肩が下がり、右に首が倒れ、猫背で胸椎の伸展制限が強い。

右の肩甲挙筋、僧帽筋、小胸筋、肩甲下筋の緊張が特に強かった。

骨盤の左後方変位、胸椎伸展制限、頸椎5番右後方変位がみられた。

神経学的検査(ベースライン)、整形学的検査(コンプレッション、)での以上はみられなかったが、右回旋、側屈で関連痛がでた。

<施術> 

胸椎の伸展制限をメインに、各筋肉の緩和をおこなった。

その後の頸椎5番へのアジャストで、右回旋、側屈での症状は軽減。

座り方、姿勢体操を指導し終了。

5回の施術で症状がなくいなり、継続してエクササイズをやってもらっている。

<考察> 

今回の症状は姿勢の悪さからくる、頸椎への負荷が原因だと思われます。

症状が椎間関節にかかわる関連痛と判断しました。

姿勢の悪さで、常に右の首への負荷をかけていたことが、きっかけだと思います。

コロナ前は運動をしていたそうですが、やらなくなったことで負荷をより強めたのでしょう。

運動、姿勢はやはり大切だと感じた症例でした。