症状

20代 女性
バレエでターンが上手く出来ない事を訴え来院。
バレエ歴は5歳からで、20代になってから徐々に回り難さを感じるようになった。
細かいケガはあるが、大きなケガはしたことがない。
自分では原因が解らず、レッスンやトレーニングを色々試しているが上手くいかない。

 

分析

チェックした所、回転時に上半身と下半身の軸にねじれとズレがあった。
また、腹筋が上手く使えておらず、肩甲骨もコントロールできていなかった。

施術

 
ターン時の軸を安定させるようにアプローチ。
軸がねじれ、ズレを生じさせている関節と関わる筋群を調整した。
同時に、腹筋と肩甲骨おコントロールの方法を指示。
一回目の施術後には回転がスムーズに成り、4回目の施術後には回転そのものは問題なくなっていた。振り付けの中での回転への移行がまだスムーズではないため、トレーニングとリハビリを継続中。
ターンする時の回転軸はどうあるべきか?

というのはとても難しい問題です。バレエなら一本の固定された軸で、他のダンスや舞踊では全く別の回り方になります。ましてや他のスポーツとなると・・・。
個々のダンスや身体の特徴に合わせて総合的に判断し、どうアプローチすべきかが課題になります。
「静的な姿勢と動的な姿勢」
姿勢と一口に言っても、その瞬間に身体がどういう姿勢であるべきか、どういう状態でいるべきか、という問題なので、一つの動きというよりも連続した動きの中でどうコントロールするかが重要です。特に回転やターンは連続した動きの中で行えるかどうかが重要なので、施術だけではなく、リハビリやトレーニング、身体の使い方を覚えることが重要です。