症状
40歳代 女性
ヨガをしていてハムストリングの起始部(坐骨付近)が痛むのと、
左右差があることが気になるということで来院。
週に5日間、朝にヨガをしているがその際に症状を感じる。
また、前屈時に右足が前に出てしまうことを良く指摘される。
分析
姿勢検査では右肩が下がり、右骨盤が後傾していた。
可動域検査にて前屈時の右下肢の張りが強かった。
骨盤、股関節の右への動揺性があった。
胸椎の動きも悪く、起立筋の過緊張もみられた
検査から右の坐骨神経の圧迫があることが分かった。
おそらく臀部、ハムストリングの筋肉、筋膜によるものと判断
同時に影響する骨盤と股関節の動揺性、前屈に影響する胸椎を矯正
施術後は前屈時のハムストリングの違和感は消失したが、
前屈時の右足の張りは少し残った。
今回の症状は骨盤、股関節の左右差と
前屈時の下肢、臀部、腰部、胸部、頸部の筋肉の連動が
うまくいかず結果的に坐骨神経へ影響した思われます。
特に右でしたが、「右足が前に出る」というのは、
前屈時に右ひざが曲がってしまい、より曲げるためのものでした。
見た目にはとても柔軟性は高いのですが、少しのバランスの崩れが
曲がる中でも痛みや違和感を引き起こすという症例でした