症状
50代 女性
4日前にジムでトレーニング中に、右肩甲骨の間に痛みがはしった。
それから首を反らすことができなかった。
今は落ち着いていて、違和感程度になった。
常に肩こりは感じているが、痛みはない。
仕事はデスクワーク。
分析
姿勢検査では、首が右に傾き、左肩が下がって内にまいていた。
骨盤は左上がりであった。
可動域検査では、骨盤左に動揺性が強く仙腸関節の動きが悪かった。
胸椎が後弯気味で、両肩の内旋制限、水平外転制限があった。
首は前に出ていて、上部頚椎の左動揺性が強かった。
施術
胸椎後弯に対して施術を行うと同時に、
両肩の動きの制限へアプローチ。
負担のかかった上部頚椎をアジャスト。
骨盤にもアジャストを行い初回は終了。
歪みにあったストレッチを指導し実践してもらう。
2回目の来院時には痛みは改善し、肩こりも減少していた。
今回の症状は、無理な姿勢でトレーニングをしたことが原因でした。
お話を掘り下げて聞くと、数年前に左右の40肩を経験したそうです。
痛みは取れていましたが、動きは不完全でした。
その状態で上半身のトレーニングをしていたので、
胸、肩、首、背中などに痛みを感じることが多々あったとの事でした。
肩の動きとそれに伴う背中の動きを整え、
トレーニングの基本動作を指導することで、
今回の根本的な問題はクリアになると思われます。
今後もトレーニング続けるので、継続的に施術をして、
良い動きを身体に覚えさせることが必要な方でした。
皆さんも怪我の後のトレーニングには気をつけてください。