以前のブログでも報告していたICCSPセミナーの6回目が行われました。
KIZUカイロプラクティックからは、木津、近藤、佐藤の三名の参加です。
今回のシリーズはトレーニングやリハビリの話題が主体でした。
100時間を超えるICCSPプログラムも残すとろこあと1回です。
以前のブログ記事に書いた通り、もし眼前で起きた緊急事態で、「何が出来て、何が出来ないか?」の判断の正確さを求められています。
この仕事を始めてから15年以上に渡って色々なスポーツの現場に赴きましたが、生死に関わるような緊急事態には出会っていません。
これはとても幸運な事です。今後、いつ何時そういった事態に出会うとも限りません。
実際、学生時代のプール監視のアルバイトでは年間で二人「沈む寸前」の子どもに出会いました。
二人共、大きな問題になりませんでしたが「人は一瞬で溺れる」という事実、その時の子供の目にありありと見て取れた「恐怖」を今でも鮮明に覚えています。
当時、非常に意識の高い上司に恵まれたおかげで、学生アルバイトであっても緊張感をもって監視にあたっていたため大きな事故にはなりませんでした。とは言え、その内の一例は目の前に保護者が居ても気付けなかった程の一瞬でした。
目前に居た親御さんも「ちょっと慌てた程度」の認識だったのかも知れませんし、あまりの一瞬の出来事に身体が反応しなかったのかもしれません。
昨年伺った空道でも、アイアンマンジャパンでも、脳震盪や低体温など屋内に居るだけでは見ることのない状況に出会います。
そうした時に、その現場にいる我々が「する事、しない事」を瞬時に判断できるかどうかはアスリートにとって大きな分岐点です。
緊急事態に如何に対応するか?
そうした事態が起きないことが最も良い事ですが、スポーツの現場では常に緊急事態と隣り合わせです。「Be prepared(備えよ常に)」の言葉通り、もしそうした事態に直面した時に正確に動けるように常に怠らずに居るべきだと強く感じました。
何も起きないことを祈りつつ。
次回の開催予定は9月です。
一部営業日の変更等でご迷惑をおかけしてしまいますが、しっかり学び、還元して参りますのでご容赦頂ければ幸いです。