ゴルフ肩「スイングショルダー」は、私自身がたくさんのゴルファーを見てきて分かった症状です。
7年ほど前に提唱したスイングショルダーも、だんだんと定着し、他の施術家の方も使っていただけるようになりました。
この障害の直接的、特徴的なメカニズムは
➀左肩後ろの筋肉群が伸ばし過ぎた状態から縮む時に負担がかかる
➁拮抗する胸や肩甲骨内側の筋肉は縮んでしまう
➀と➁のどちらか一方が起きるのであれば軽くマッサージでも受けたり、休養するだけで落ち着くでしょう。しかし、➀と➁が同時に起きてしまうと、負のスパイラルに陥りなかなか痛みは引かないどころか、どんどん強くなっていくのです。
繰り返しの悪いスイングが原因で起きるのですが、それにも特徴的なものがあります。
➀下半身の回転が使えていない
➁上半身で回して、さらに腕で押し込みながら回してしまう
➂頭を残す意識が高すぎる
この意識や体の使い方が患部への負担を強めるスイングの原因になるのです。コーチにトップの位置を高くすることや、体をもっと回すなどの指導を受け、それを一生懸命やろうとして痛みが発症し、当院へいらっしゃる方が多いのはこのためです。
動かない体で動かそうとし、さらに強い意識を持つことで、過剰な動きになり負担がかかる。ゴルフにおける腰痛、膝の痛み、ゴルフ肘、股関節痛、背筋痛、手首の痛みなど痛み原因はこれがもとになっています。
どんなスポーツも心技体が大切ですが、ほとんどの方は技だけを熱心にやりすぎてしまい、心と体を無視することで上達が遅れ、さらには体も痛めてしまっています。
心(意識)と体(可動域と筋力発揮スイッチ)を正常に働かせることが技の上達の近道になります。
7年前にそこに気づき、スイングショルダーを提唱することで、ゴルファーの皆さんに警笛を鳴らすことにしたのです。
ゴルフ障害の原因に対してはカイロプラクティックは大きな効果を発揮することができます。
スイングショルダーでお悩みの方は、是非ともご相談ください。
いつまでも楽しくゴルフができるようサポート致します。