症状
今は症状がないが、右背筋を痛めることがある。
予防もしたいが、ゴルフスイングで、もっと体が回るようになりたい。
もともと体が硬いので、ストレッチは頻繁に行っている。
自分では肩甲骨、股関節が特に硬いと感じている。
週1ラウンド、週2練習、週2ジムに行っている。
分析
姿勢は猫背になり、右肩が下がっていた。
可動域検査では、肩甲帯の動き、股関節の動きなど、全体的に硬く、
特に胸椎(背中)の伸展制限、右回旋制限が強く感じた。
脊柱起立筋、大腰筋、大腿直筋、大腿筋膜張筋、大殿筋、中殿筋、
小胸筋、肩甲下筋、後頸部筋に緊張がみられた。
左仙腸関節、右腰椎3番、胸椎12番、6番、1番、頸椎2番に動きの制限があった。
施術
猫背、右肩下がり、骨盤左流れ、筋肉、関節の硬さ、連動の悪さ。
これらの改善を目的とし、全体の筋肉の緩和、関節のモビリゼーション、
制限強い関節には矯正を行った。
連動を考えストレッチも行った。
施術後に動きの改善がみられたが、継続的に施術、エクササイズをし、
体を変えていくことをしないといけない。
現在も継続施術中。
考察
たまにある右背筋の痛みは、猫背、右肩下がりにより、右回旋が制限されるので、テークバックの際に背筋で無理にねじっていることが原因と思われます。
実際に施術開始からは痛みは出ていません。
この方はの一番の問題は、自分ではどうにもならないほど硬くなった脊柱の伸展制限だと思われます。
これにより肩甲骨の動きも制限され、骨盤は後傾しハムストリングや大腿直筋
の硬さを招いています。
施術を進め柔軟性が増してきて、肩甲帯の動き、股関節の動きも良くなり、
スイングでの動きも良くなってきました。
一般的に肩甲骨、股関節を柔らかく!!と言われることが多く、
ごもっとなのですが、基本となる背骨の動きが悪いと、それらも動きません。
何から緩めればいいのか?それはセルフで可能なのか?その判断が大切であった症例でした。