カイロプラクティックでは今まで最も重要とされてきたのは、サブラクセーションという言葉です。
これは、不調の原因となっている関節を指します。
このサブラクセーションを治療することこそが、カイロプラクティックのアイデンティティーなのです。
初期のカイロプラクティックでは、背骨の配列をチェックし歪んでいる箇所をアジャスト(矯正)していました。
それから数十年たち、個々の関節の動きをチェックする方法が考案され、その方法でチェックしアジャストをする
とういう流れになりました。
この間にも、背骨沿いの左右の温度差を図り異常がある個所をアジャストする方法もありました。
そのほかにも、圧痛や皮膚の動き、温度、筋力などをチェックして、矯正部位(サブラクセーション)
を探して治療していました。
私も学校でそのように習い、今でもそうやって治療を進めています。
しかし、アメリカの大学では、今まで最も重要だと教えていたサブラクセーションという概念を
教えなくなった大学もあるそうです。
それは、カイロプラクティックは神経系へアプローチする療法ですが、
そう考えるとサブラクセーションにこだわり矯正することに矛盾が生じるからだそうです。
細かい情報は入ってきていないのですが、これは私にとっては驚きであるのと同時に、
いよいよ来たかという感じもあります。
今まで進化を遂げてきたカイロプラクティックの次の大きな進化です。
自分たちも根本的なアップデートをしなくてはいけない時期がきました。
徐々に情報が入り、日本にもその影響が出始めるでしょう。
少しずつアップデートしていきます。
情報が入り、患者さんにもお話しできることがれば、
施術中にもお話します。
頑張ります!!