症状
20代 男性
腰の痛みを訴え来院。
一昨日の朝、ベッドから起き上がることが出来ないほどの腰の痛みがあり、今朝まで安静にしていた。
今日、無理をして出社したが座っているのもきつく、立ち上がる時に激痛があり、加えて長時間立っていられない。
過去に何度か同じような経験があるものの今回ほどの痛みは初めて。
過去に画像検査でヘルニアと診断されたことが有る。
分析
痛みのため身体を起こすことが出来ず、猫背の姿勢を維持し続けるのも困難であった。身体を反らすことが困難になっていて、強い痛みを伴う。検査を行った所、顕著な神経徴候は見られなかった。
痛みが強く、生活の質を著しく低下させているためまずは痛みを軽減するようにアプローチ
動きに制限があるため、体勢をコントロールしつつ腰部を支える筋群のバランスを整えた。
初回の施術後には立って帰れるくらいには回復し、痛みも4割以下になっていた。
三日後に再度施術をし来院時の状態から比較して2割以下の痛みの程度に落ち着いていた。その後、運動機能に合わせてリハビリと再発予防を継続中。
ぎっくり腰に対応する頻度は高いですが、基本的には、
1,痛みの軽減
2,症状の消失と機能の回復
3,再発の予防
という3つの段階があります。
多くの場合は、1~2でケアを止めてしまっている方が殆どで、3の再発の予防には至っていません。
運動やリハビリはとても大事なのですが、再発予防にはコンディションを調整しつつ、適した運動、リハビリがより重要です。一度ぎっくり腰になったらクセにしないように是非気をつけて下さい。