症状
40代 男性
今朝、床に落ちたものを拾おうとした際に、
左腰に激痛が走った。
それからしばらく動けなかったが、休んでいて
少し動けるようになったので来院した。
前屈は少しもできない。
歩くのも直立であれば大丈夫だが、ふとした時に腰に痛み。
座ったり立ったりするのも痛い。
何もしなくても腰に鈍痛がある。
分析
姿勢は直立で不安な感じであった。
動きでは側屈と回旋が可能であったが、
左側屈で左腰に痛みがでた。
前屈と伸展は痛みと不安感でできない。
座る、立つ動作では、姿勢が前後にぶれることで痛み。
座った状態での、股関節屈曲、腰部の突き出し、丸める動きは可能。
患部に若干の熱感を感じた。
腰部、臀部の筋緊張。
L5右回旋制限、右仙腸関節後方変位、胸腰部の伸展制限。
施術
分析の結果から、炎症反応が起きていると判断し、
初めにアイシング15分後にホットパック10分、
その後にオイルマッサージを行った。
左腰部、臀部の筋を緩め、制限のあった関節を矯正。
アイシングと寝方を指導し、初回は終了。
2回目は翌日。
昨日より動けるようになったが、朝の痛みはきつかったとのこと。
アイシング、ホットパック、オイル後に、仙骨、L5、右PIを矯正。
その後、痛みは半減し前屈以外での痛みは消失。
炎症が強い時は2~3日の続けた施術が効果的です。
それは、炎症部位へのアプローチ、過緊張した筋肉へのアプローチ、
動きの制限を起こした関節へのアプローチを行うことで、
改善サイクルへもっていくことが出来るからです。
安静にしていても、筋や関節の問題が取れなければ、余計に悪化したり、
治りが悪くなる、悪化サイクルは改善しないからです。
この方は2日連続の施術で、改善サイクルへもっていくことができました。
この方はゴルフをやる方で、常に腰の違和感があり、
その違和感で来院予定でしたが、来院する朝にぎっくり腰となりました。。。
溜まっていたものが爆破したのでしょう。
もう少し早ければよかったと思う症例でした。