症状

53歳男性
寝起きから急激な背中の痛みで来院。
シャワー中に身体を捻ったところ背中に痛みを感じ、徐々に悪化。身体をひねると痛みがあり、痛みのため呼吸が深くできない。また、胸を張る動作でも痛みがある。

分析

痛みのため身体を固めており、やや猫背。腕を動かす動作でも痛みが再現される。肩甲間部、脊柱起立筋、中部僧帽筋、菱形筋に、圧痛、緊張が見られる。

施術

過剰に緊張している筋肉、運動学的に問題のある関節にアプローチ。
負担が減るように調整を行った。背部の筋群のバランスが悪く、直接的に圧痛や運動時痛があったため、重点的にアプローチした。
初回の施術後、痛みは8割程度減少し、呼吸も問題なくなった。
3日後の施術後には運動時、安静時共に問題はなく、生活上の問題も消失した。

ぎっくり背中という言い方が正確かはわかりませんが、しばしば見かけられる症状です。
背部の筋群は自分の意志で動かしている部分もありますが、随意筋としてはややコントロールしにくく、疲労の実感が少ない箇所です。
そのため、メンテナンス不足なのか、不意の動作に弱いのか、ちょっとしたきっかけで、急速に固まってしまい、コントロール不能に陥ってしまうようです。